DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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バリデツルギ 下山編

140915_top.jpg
沸き立つ雲と、眼下に見えた早月小屋





北方稜線編はこちら





同じルートを帰るのではつまらないだろ?と、相方がプランした下山ルートは早月尾根。
カニのタテヨコはきっとすごい渋滞だろうし、剱沢のテント場も混雑しているに違いない。
いいねいいね、早月小屋ならきっと静かだろうね。早月尾根も歩いてみたい。
立山に置いてある車まで戻る列車の旅も楽しみだ。

無事登頂を果たし、やり切った感を味わいつつもまだまだ油断は出来ません。
剱岳頂上からしばらくの鎖場は、登山初心者が気軽にチャレンジするには
あまりにも危険な岩稜帯だな、、、と改めて思う。
ヘルメット普及率は顕著で、ハーネスを付けている人がいるのも驚きでした。



140915_11.jpg

追い抜かせてもらったオジサマに、声をかけられる。
「もしかして北方稜線から来たの?見るからに違うもんねー。すごいねー。」
別に人に自慢したいから歩いてるわけじゃないけど(いや、それもあるかな?w)
スゴイって言われれば、やっぱり嬉しいかも(笑)





140915_1.jpg

さすがに脚にキテいて、あまりスピードは出せない。
お腹が空いてきて、ガレが緩んだ2600手前でオニギリタイム。
考えてみたら、朝からここまでで食べたのは、途中途中何回かに分けてかじった
パン一個だけだった。 エネルギー、よくもったな。

もくもく下ることしばし、眼下にようやく早月小屋が見えてきた!
ルートミスなどもせず、体力をロスすることなくもう少し早く登頂することが出来たなら
泊まらず一気に下山・・・なんてことも実は考えていたのだけれど
時間的にはもう厳しくなっていた。
何よりやはり脚にキテいたし、体力的にも限界が近かった。





140915_2.jpg

小さな早月小屋のテント場も、さすがに混雑していましたが
張れそうな場所はまだだいぶ残っていました。
水平番長のお眼鏡にもかなう、なかなかナイスな場所をゲット。
それにしてもビールの美味いこと美味いこと!

オジサマ率高めな感じの落ち着いたテン場でしたねー。
皆さんマナーがよろしくて、混雑をまるで感じさせない夜でした。




140915_3.jpg

前日、死ぬほど(10時間以上)眠ったせいなのか、
はたまた気分が高揚していたせいなのか、なかなか寝付けず、
ようやく少し眠って2時過ぎに目が覚めたら、そのあとまた眠れず悶々・・・
どうやら相方も眠れないようで、もう起きちゃおうということになりました。
明るくなったらすぐ出ようと、ゴソゴソと行動開始。
時間があるので今日はしっかりと朝食も摂って、入念にストレッチ。
残り1500mの下りに備えます。





140915_4.jpg

夜が明けたばかりだというのに、たくさんの人々が登ってきます。
この時間からということは、きっと日帰りなのでしょう。すごいなー。

一気に下って、7:55到着。
はぁ~・・・やり遂げました。





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爽やかなキャンプ場を抜けて、馬場島荘でタクシーを呼びます。
40分ほど待って乗車。
富山地方鉄道・本線の上市駅まで(7680円)。

ちなみに、電車を使わずタクシーで一気に立山駅まで行くなら
交渉次第ですが15000円くらいで行ってもらえるかもしれません。
アタマ数が揃うなら、それも楽チンでいいかも。





140915_6.jpg

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テツ心を駆り立てられるレトロな寺田駅で、富山地方鉄道・立山線に乗り換え。
車窓に流れる立山の山並みを眺めながら、しばしの旅を楽しみます。





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10:15 立山駅着
電車の本数は少ないですが、繋ぎが非常に良いので
馬場島から、一時間半ほどで着きました。




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いつもの日帰り温泉で一皮むいて、リフレッシュしたあと
まだ時間も早いので、久しぶりに「立山博物館」に寄り道。





140915_10.jpg
ついでに、布橋も見学。

現在の企画展は、
9/21(日)に開催される橋渡り儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」
に合わせた「布橋灌頂会イベント開催記念展」でした。
いやー、、、立山満喫。






---
さて最後に。
北方稜線、難易度をジャンダルムと比較されたりもしてますけど
これはもうなんというか、比べようがない別物だということがわかりました。
高度感とか岩登りの要素は、ジャンのほうが高いと思いますが
わたしとしては、精神的にも北方稜線のほうが厳しかったです。
ジャンはソロでやれそうですが、北方稜線は絶対にムリ(苦笑)
山歩きに於いての得手不得手もあると思います。
わたしは高度感には強いけど、ザレにはめっぽう弱いので。
そして、

「ルートファインディング」

何よりこれに尽きるかな、と。
危険を回避しながら道を探して歩くということが、こんなにも大変なことか、と。
一つの道迷い・選択ミスが、命にも関わるわけで。
でも、そこがバリエーションルートの醍醐味であるわけなんですけどね。
まぁわたしは、連れて行ってもらっただけなんでエラそうなことは言えませんが。

早月のテントの中で、
「もう、やることはやったから、これからはソフト路線で楽しもう」
と、相方としみじみ語り合いました(笑)。
でもね、、、なんかね、、、時間が経つとね、、、

いつかはアソコに立たなきゃならないし!



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  1. 2014/09/20(土) 00:20:01|
  2. お山
  3. | コメント:6
<<中の湯~上高地ぐるりップ | ホーム | バリデツルギ 北方稜線編>>

コメント

北方稜線踏破おめでとうございます!
劔には縁が無くて、バリルートどころか一般ルートすらいまいち把握していませんが(汗)。
今回mieさんたちの記事と合わせてちょっとググって勉強しました。
北方稜線って、北陸道から見えるギザギザの稜線なんですよね。
春に頸城の方にスキーに行った時、朝日に浮かぶシルエットがすごかった。

基本的な技術、体力は当然として、一般ルートを外れる登山はルーファイ能力が
一番重要だと私も思います。
これって自分がリーダーとしてトップ張らないとなかなか身につかないんですよね。
私はついつい先輩方に頼ってしまうのでまだまだ自信がないです。

さてさて、次は北鎌ですか~?
  1. 2014/09/20(土) 09:17:41 |
  2. URL |
  3. ヨウメイ #IZmV9GYY
  4. [ 編集]

>ヨウメイさん

4年前、池ノ平小屋に泊まったときは悪天候で真っ白で
八ツ峰の姿は見ていなかったのです。
あのときは、裏劔なんてピークがなくてつまらない、、、と、相方はあまり乗り気じゃなかったのよね。
まさか北方稜線を歩くことになるなんて、思ってもいなかったからね(笑)
静かで良いところですよ、裏劔。
岩登りじゃなくても、阿曽原に抜けるルートもぜひ歩いてみてもらいたいコースです。
仙人池の逆さ八ツ峰をまだ見られていないので、わたしもまた行きたいです。

昨夜の我が家の家族会議で、いつかヨウメイさんをそそのかして
チンネに連れて行ってもらおうということになりましたので
リード、よろしくお願いしますw
わたしもそれまでに、ロープワークとクライミング、もうちょっと頑張ります!

> さてさて、次は北鎌ですか~?

加齢が加速しないようなら頑張りたいものですが・・・
  1. 2014/09/20(土) 18:28:04 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

本当にお疲れ様でした!
>「もう、やることはやったから、これからはソフト路線で楽しもう」
この気持ち、すっごくよく分かります。
でも、すでに行っちゃう気マンマンじゃないすか!

> さてさて、次は北鎌ですか~?
私も行きたーーーーい!!!
次こそ、バッタリ!?
万年、セカンドのヨメボンkkより
  1. 2014/09/21(日) 22:25:34 |
  2. URL |
  3. kk #-
  4. [ 編集]

>ヨメボン@kkさん

ジャンとはまた違った疲れ方でしたわー。
歩いてて楽しいのは、わたし的にはやっぱりジャンのほうです。
ザレより岩。そして鎖やペンキの力は偉大だな・・・と。

うちの相方が、冬のアルパインより怖えー。
と、申しておりました。
というわけで、ロープ使った岩のほうがソフトかな?(←違う?)
ということで、今後はそっちをもう少し勉強したいなと思ってます。
kkタンも、一緒にチンネに立ちましょうぞ!

> 次こそ、バッタリ!?

北鎌は、わたしにはまだ100年早そうです。
  1. 2014/09/22(月) 12:43:58 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

あらためて無事のご帰還なによりです
北方稜線なんてゼンゼン知りませんでしたが
そういえば「この先キケン」のプレートあったな
私は15メートルほど進んでみただけですけどね
そんなルートにテン泊装備で臨むとは いったいどこまで先鋭化するのですか?(笑

私は13、14日は前回悪天候で敗退した白山に行ってました
命令だった(笑)のでチブリ尾根で 
で 結論から言うと この尾根ルートはほんとジミー大西
歩きやすいんだけど尾根というには眺望が利かなくて
特に登りはツマランなーと
ま 個人の感想ですがね

14日朝は白山山頂からも絶景が広がってましたよ
遠く剱もキリッと見えてて
そうか ちょうどあの時 あそこを攀じってたんだ
と思うとこちらも感慨新たです

何なら次は小窓尾根なんぞは目標にいかがでしょうか?
テン場からのPにも写っている猫かフクロウのように見える
ニードルというらしい岩に興味をそそられませんでしたか
アルパインムード満点でしたよ(笑

mieさんらが垂直ルートなら こちらは水平ルートかな
カーフレイズとスクワットのおかげか
片道14キロのチャリ通による3キロ減量による恩恵か
どうやら膝痛を克服できたみたい
アルプスを親不知からつなぐ目標に将来チャレンジできそうです

もう一度という気持ちにさせてくれたベンに
とてもとても感謝してます
もちろんmieさんにもですがね
  1. 2014/09/23(火) 00:28:09 |
  2. URL |
  3. SKYDOG #cTM2SD4.
  4. [ 編集]

>SKYDOGさん

> そんなルートにテン泊装備で臨むとは

相方のザック、デカイと思ってたけど、立山には
もっともっとデカイの背負ってる人いっぱいで圧倒されました。
しかも、女子のもみなデカイ。山女はみんな強いですよねー(←他人事w)
だけどさすがに、北方稜線にはいなかったなー(笑)

> 命令だった(笑)のでチブリ尾根で

あはは、、、先越されましたね。
なんかもう、着々と任務を遂行wされているようで素晴らしい。
じゃあ次は、釈迦岳ですよ釈迦岳(命令?笑)
釈迦新道、これからいいみたいですよ?紅葉が!
下山路も、長い割には意外と膝に優しいトレイルなのでオススメです。

> どうやら膝痛を克服できたみたい

わたしも最近は、割と調子がいいです。
克服とまでは言えず、常に恐る恐るではあるし、ケアは必要だけど
早月の下りも、まぁ無難にこなせましたし。

ベンの存在が、今もこうして誰かの心になにかを残してくれているのなら
わたしも嬉しいです。
こちらこそ、いつも温かいお話とお言葉、ありがとうございます。
  1. 2014/09/23(火) 22:12:38 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

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