丸鍋再登場! 丸川荘@大菩薩嶺(標高2,057 m)
いやー、、、とにかくお天気散々なお盆休みでしたね。
我が家ももちろん山行きの計画を立てておりましたが、当初の行き先は
諦めました。悪天候をおして行けるような場所ではなかったので。
それでもどこかほかに候補はないかと直前まで天気予報とにらめっこの末
今年の夏休みの山は断念。
というわけで、、、急転直下で東京に帰省!と相成りました。
東京では、会いたかった人、行きたかったトコ、欲しかったモノ、、、などを
一通りクリアし、行き当たりばったりだった割には充実した三日間を過ごす
ことが出来ました。
帰るにあたり、もしかしたらお天気次第でどこかに登れるかも?
と、この期に及んでまで車に山道具を忍ばせてあったのですが
どうやらUターン予定の土曜日が、関東近郊ならギリセーフっぽい。
相方希望の「雲取山」は、わたしのヘタれたモチベーションをどうしても
上げることが出来ずに却下。
だって日帰りで雲取登ってそのまま福井へって・・・
(いや、運転するのはわたしじゃないんだけどもー)
迷うわたしに母がナイスなアシスト!
「大菩薩でも登ったら?」

その手があったかー!
ってなわけで、やってまいりましたよ百名山・大菩薩嶺。
ただ単に百名山登頂が目的なら、上日川峠登山口まで車で上がっちゃえば
そう大変でもないようなんですが
わたしとしては、登頂よりなにより今回の第一の目的は
丸川荘小屋番の只木さんにご挨拶をすること♪
もちろん、丸川峠まわりのコースをチョイスです。
8:10 丸川峠分岐登山口スタート

ヤマドリ系?イグチ系?

シロオニタケ

ドクツルタケ
まぁ、覚悟してたっちゃあしてたんですが、ガッスガスですorz
雨こそ降ってませんが、真っ白でなんにも見えず蒸し暑さ120%。
おまけにかなりの急登じゃあないですか!
ときおり現れるキノコたちに励まされながら、なんにも見えない
樹林帯の中を、汗だくでただひたすらにもくもくと登ります。
只木さんは背中に丸鍋を背負い、こんなに大変な道を登り降りして
いたのだなー・・・(遠い目)


ヤマジノホトトギス
季節的なものなのか、めぼしいお花もほとんど咲いていませんでした。

9:55 丸川荘
このあたりは晴れていれば、なだらかに広がる草原の趣のようですが
今日は何も見えましぇーーん!(涙)

丸川荘・・・・やっと来ることが出来ました。
小屋の中を覗くと、只木さんは木工仕事の真っ最中。
コーヒーを頂きたいのですが、、、と声をかけ、小屋の中へ。

ガリガリガリ・・・
奥で、只木さんが挽く手回しのミルの音が響きます。
ナリーニョストレート(小屋オリジナル) 550円。
わたしたちは持ってこなかったのでコーヒーカップでいただきましたが
マイカップ使用なら50円引きになるそうです。

今日のコーヒーのお供は、昨日、
ケーコちんにもらった
上野土産のパンダのあんぱん。
コーヒーをひとくちいただいて、ひと息ついたところで本題ですw
「実はわたくし、以前に丸鍋を遥々福井まで送っていただいた者です」
とご挨拶。
最初こそ、頭に???が浮かんでいた只木さんでしたが
お話を進めて行くうちに、思い出して下さったようです。
福井というキーワードで、もしかしたら覚えていて下さっているかしら?
と思っていたのですが、どうだったのでしょうか?(笑)
なんやかんやで、だいぶのんびりとおしゃべりしてしまいました。
一緒にいるだけでホッとするような、なんとなくほっておけないような、
ファンが多いのがよくわかります。ほんとに不思議な魅力のある方です。
丸川荘は、ひとえに只木さんのお人柄で親しまれ営まれ続けている山小屋だ
と、断言できますね。

笑顔のステキな只木さん
実は内心わたしは、今日はここでもう降りてもいいかな・・・?
と思っていたのです。だってこんな天気なんだもの。
何も見えないのでは、登ったって楽しくないし、、、と。
だけど只木さんに、背中を押されました。
「せっかく遠くから来たのだから、登って行きなさいよ」と。

10:40
小屋の外まで出て見送って下さった只木さんに手を降って
大菩薩嶺山頂に向け再出発。
相変わらず外は真っ白。でも何も見えなくたって、こうなったら次なる目的は
百名山ピークゲットです!


丸川荘までのキツい登りとは一転、緩やかな傾斜で登る登山道は
コケ好きには堪らないトレイルでしょう。
ガスで煙るこんな日は、コケも一際生き生きとしているようです。
これが奥秩父の山というものなのですねぇ。

11:55 ピークげっつ!
いやーもう、、、丸川荘と丸鍋との出会いがなかったら、
たぶん、登ることはなかった山だと思います。
それにしても、地味な山頂でした(笑)

山頂まで来ると、いきなり人が増えました。
雷岩では、ちょうどランチタイムと重なったこともあってかかなりの人が休憩中。
ここまでほとんど人に会わない静かなトレイルだったので雰囲気の違いに驚き。
若者やファミリーの姿が目立ちます。
やはりこの山は、上日川峠からお手軽に登頂してしまう人が多いのでしょうね。
我らはサクッとスルー。

福ちゃん荘で食事休憩。うどんをいただく。

13:15 上日川峠P
ここまでは車も通り、もちろんタクシーを呼ぶことも可能ですが
相方の頭には、車に乗るなんてことは微塵もありませんw
出発地点の丸川峠Pまで、もうひと歩き。


基本は林の中のトレイルですが、途中、車道なんかを歩きつつ小一時間。
車で上がれるんだから、こんなとこ歩く人なんかあまりいないだろうと
思っていたけれど、下る人はもちろん、登る人も結構いるんですねー。

14:20 下山
シロオニタケに迎えられ、車を停めてある出発地点に無事帰還。
天気が良ければ、大菩薩峠まで足を伸ばすのも良かったかもしれませんが
今回は、これで十分。
大菩薩の稜線からは、富士山がとてもキレイに見えるはずなのですが
今日はそれどころか展望ゼロ。富士山、見たかったなー。
丸川荘は、通年営業。
冬の大菩薩も素晴らしいそうなので、いつか機会があったらまたぜひ
只木さんのお顔を見に、戻って来たいな、と思います。
そのときは必ず、マイ丸鍋持参して、丸川荘で炊飯しますよ。ふっふ。
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- 2014/08/17(日) 15:33:05|
- お山
-
-
| コメント:4
mieさんのレポを見てたらどこも行きたくなるんですよね・・行きたい行きたい、ジャンも久しぶりに登りたいし大菩薩嶺も未踏だから行きたい、そんで丸山莊にも(笑)丸鍋も欲しいな・・雨続きでムラムラしてます(^^;
キノコってこの時期でも意外に多いんですね~
- 2014/08/18(月) 10:35:43 |
- URL |
- みれ #x8Q4Q49E
- [ 編集]
わはははは~(^_^)、丸川荘、やっぱり行ったんだ!
なんともまぁ、微笑ましい突然の来訪者じゃないですか。
只木のおじさん、ものすっごい喜んでいたことでしょう。
なんだか目に浮かびますよ。てか、
ぎゃはははは~(^_^)、登るとは!ガスガスの大菩薩嶺!
ケーコちんと、今日はこんなお天気だから真っ直ぐ帰ったね~
だなんて話していたのに、全く持ってアクティブね。
さ、いつか今度は上野のカオス、立ち飲み天国へ招待ね!
近い将来、丸パにも顔を出してくださいませね。
弾丸帰省。お疲れさまでした。相変わらずのタフで何より。
- 2014/08/18(月) 12:42:05 |
- URL |
- bebe #hWKYz8N2
- [ 編集]
わたしはもう、最近ほんとダメダメで、
なにかモチベーションを上げる理由を作らないと
山に行く気力が湧かないんですよね~
だから今回は、目的は山歩きというより丸川荘と只木さん(笑)
行ってしまえば、楽しいんですけどね。
ジャンで燃え尽きちゃったのかな・・・と(笑)
大菩薩は、こちらからでは遠いですもんねー。
関東の友人たちが、口を揃えて「白山は遠い」って言うのと一緒ですね。
実際は、八ツからあともう一息、、、だと思うのだけど。
キノコ、夏にしか見られないのもいっぱいあるので!
秋には見られないキノコを見るために、暑い中がんばって歩いてます。
- 2014/08/19(火) 12:53:51 |
- URL |
- mie #YjQ.5aTo
- [ 編集]
天気予報がね、なんか微妙に期待出来ない感じでもなくて。
実際、山の上に母から電話があって
「こっちは晴れ晴れよ~」って。
あの日は、東京だけポッカリと晴れていたのよね。
まぁまた、冬に登りますよ。ってか一緒に登ろうよ。富士山見にね。
> 全く持ってアクティブね。
駅から駅へ階段上り下り、立ったまま電車に揺られて、クソあっつい中テクテク歩き
買い物すれば重い荷物(板持って歩くってどんだけー)を持ったまま移動。
終電気にしながら、どんだけ飲んでも帰りはまた立ったまま電車に揺られ
駅からまたトボトボ歩いて(ヘタすりゃチャリか)ようやく帰宅。
いやいやいやいや、、、都会の方々のほうが、ずっとアクティブだと思うなぁ。
田舎はいいね・・・と、田舎者夫婦がしみじみと語り合った夜でした。
鳥臣ではごちそうさまでした。
新酒が出たら送ります。
- 2014/08/19(火) 22:43:14 |
- URL |
- mie #YjQ.5aTo
- [ 編集]