
奥鬼怒温泉郷 日光澤温泉
東京の人ならたぶん、行ったことのない人はいないであろう日光。
かくいうわたしも、学校で、家族で、友達で、、、と、
何かと思い出のある日光です。
ここ日光澤温泉は、その日光からさらに奥、奥鬼怒温泉郷にある
奥鬼怒4湯(八丁の湯・加仁湯・日光澤・手白沢)の中のひとつです。
日光国立公園内に位置し、マイカー規制がしかれているため
最終駐車場の女夫淵からは、徒歩でしか辿り着けない秘湯です。
北陸で暮らすようになった今、立山・北アが身近になったのと引き換えに
八ヶ岳や関東近郊の山々は、すっかり遠いお山となってしまいました。
とくにこうした北関東の山などは、帰省絡みでもない限り、なかなか歩ける
こともない貴重な機会。
関東に暮らす
悪友山友・いつもの
bebeさんご夫妻にガイドをお願いすると、
快くお付き合い頂けることになりました。
というわけで、、、
2014年の山初めは、わたしの山の大好き三拍子「
森と、山小屋と、温泉と」。
おまけに
わんこ!のスペシャル山行となりました♪

2014年1月2日
モッフモフの雪を期待して、スノーシューを準備していたのだけれど
事前の情報によると、どうやらまだ雪は少なめのよう。
それでも前日いくらかの降雪があったようで、森の中は、ふわっと軽い雪が乗り
一面の銀世界。トレースばっちり凍結なしで、歩くには良いコンディション。
時折強い風を伴った雪が降る、お天気はイマイチだったけど
そんな天候もむしろ、雪山の温泉気分を盛り上げてくれるようにさえ思えます。
登山口から宿までの標高差は200Mほど。
それでも登りでは汗をかきかき、変化に富んだスノートレッキングが楽しめます。

途中、ランチ休憩を挟みつつ、2時間ちょっとで「八丁の湯」を通過。
こちらもなかなかな風情ではありますが、味のあるのはこの本館棟だけのよう。
離れて建ち並ぶ客室は、イマドキなログハウスなのでした。

次にかの有名な「加仁湯」通過。
八丁の湯も加仁湯も、宿泊者には送迎があり、誰でも来ることが出来ます。
佇まいには惹かれることはありませんが、お湯は相当評判が良いようなので
機会があったら、泊まってみるのもまた一考かもしれません。
加仁湯を過ぎれば本日の目的地はもうすぐです。

女夫淵より3時間弱(無積雪期は2時間程度)。
こちらが今回のお宿、「日光澤温泉」でゴザイマス♪

ひゃ~~~!
やっぱコレよね・・・鄙びた風情が最高に良い雰囲気。

残念!
チャンわらサン、本日の営業は終了してしまったようです(笑)

案内して頂いたお部屋もコレだもの!・・・たまりませんよねぇ。
電気は通っていますので、コタツとヒーター完備で
お部屋はとても暖かです。
山小屋に慣れてしまった今となっては、恐縮してしまうくらいの設備。
贅沢な温泉宿しかしらない方には、この魅力はわからないかもしれませんが・・・

明るいうちに、お風呂を覗きに行ってみますよ。
男女入れ替えの内湯はふたつ。
露天風呂は原則混浴ですが、夜、女性専用タイムが設けられています。
コタツに座り込んだらお尻に根っこが生えてしまい
夕食前だというのに持参したお酒とおつまみですでに宴会開始(笑)
お風呂はのちほど、ゆっくり入ることにしましょうか。

食事は基本的に食堂のお膳で頂きます。
決して贅沢ではありませんが、心のこもった仕事です。
三斗小屋温泉の
大黒屋さんの食事もそうですが、わたしにとっては
こんなお膳が何より。
大食漢ではないので、温泉宿にありがちな、テーブルに溢れんばかりに
並ぶ料理が、むしろ苦手なのです。

夕食をキレイに平らげたあとは、囲炉裏のある談話室に移動して
サービスで備え付けられているコーヒーを頂きます。
こんな仄かな炭火でも、じんわりと、とても暖かいものなのですね・・・
露天風呂が女性専用タイムとなる頃合を見計らい、お楽しみのお風呂へ。
すでに外は真っ暗で、写真は撮れなかったので
レポは翌朝にしましょうか。

薪ストーブのあるもうひとつの談話室。
贅沢にくべられた薪で、誰もいない部屋は暑いくらい。

お風呂で体がポカポカになったので、湯冷ましついでに外に出てみます。
雪は止み、星空が広がっていました。
明日は良い天気になるかしら・・・?
さぁ、お部屋に戻ったら
コタツを囲んで宴会第二部、とまいりましょうか!
後編につづく。
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- 2014/01/06(月) 21:28:38|
- お山
-
-
| コメント:4
みえちゃん 今年も宜しくお付き合いください。
って、栃木ねぇ 日光沢の露天風呂には、
私の大切な方がつくったタイルが敷かれているはずですの。
まだ残っていれば。 いつか行きたいと思いつつ・・・行けないままです。
よい冬休みで、よござんした!
私もちゃんと、大野に帰りましてよ。 一泊だけど。
- 2014/01/07(火) 20:24:42 |
- URL |
- ゆゆさん #-
- [ 編集]
翼さんはやはり、訪問済みでしたか。
八丁の湯も加仁湯も、昔とはだいぶ違ってしまったらしいですが
きっとこの日光澤は、あまり変わらぬままなのでしょうね。
通年営業の山の温泉小屋、貴重な存在ですよね。
> 今年はひょっとしてお世話になるかも(笑)
こちら北陸の山々は、春はずいぶんと遅れてやってきますが
冬来りなば春遠からじ・・・昔の人はステキな表現をしたものです。
はいもちろん、おいで下さるのを楽しみにお待ちしておりますよ。
- 2014/01/08(水) 22:43:22 |
- URL |
- mie #YjQ.5aTo
- [ 編集]
ゆゆさんはお忘れかもしれませんが
ずいぶん前に、ゆゆさんにこの日光澤のことを教えてもらってから
ずっとずっと、行ってみたいなと思っていたのです。
というわけで、、、タイル、素敵でしたよ!
上手に写真に撮れなくて申し訳ないのだけれど
ご自分の目で、確かめて来て下さい。
夏ならのんびり歩いても、2時間くらいで行けると思います。
標高差もあまりなから大丈夫。
> 私もちゃんと、大野に帰りましてよ。
もしかしして、一人で?
エライわ~~ ヨメ稼業、ご苦労さまですm(_ _)m
- 2014/01/08(水) 22:50:51 |
- URL |
- mie #YjQ.5aTo
- [ 編集]