DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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仙人池・阿曽原・水平歩道 前編

100814_top.jpg
雨天に霞む池平山(2.555M)と、池の平小屋(参考コースタイム:室堂より10時間)








本当に久々のテン泊山行。
白山に足繁く通っていたのには、夏休みに行くかもしれないという心積もりが
なくもなかったわけで。ウォーミングアップでもしておかなくちゃ
重荷を背負っていきなり3日間歩き通す自信はなかったし。
ザックの重さは10kg。わたしの体力では、楽しく歩くこれがギリギリの重量。
Tシャツを、もう一枚入れようかどうしようか散々迷って諦めた。
ラグジュアリーとかおちゃらけて、ご馳走を持ち上げる余裕なんてない。




「ピークがないんじゃつまらない」

ピークハンターの相方に、ずっと相手にしてもらえなかった裏剱。
ここへきてようやくお許しが出て、念願叶って立山から黒部の奥山まで
二泊三日の縦走に出かけてきました。

仙人池ヒュッテに立ち寄って、仙人池に映る裏剱の雄姿を拝むこと。
阿曽原温泉で、大自然を感じながらこれぞ秘境の露天風呂に浸かること。
いつかは踏破したい、下ノ廊下の後半戦、水平歩道を歩くこと。
そして、トロッコ列車とローカル線の旅を楽しみながら、スタート地点に戻ること。
ピークなんかないけれど、わたしにとっては楽しみ満載のルートです。

それにしても、、、なぜにこの天気。
天気予報を見ながら行き先変更も考えたけど、むしろこの悪天候で人が流れて
静かな山歩きが楽しめるかも・・・ 思い切って、初志貫徹で決行です。
案の定3日間、終始雨に見舞われカメラはザックの中へ。
良い写真はまったく撮れなかったけど、得るものはとても大きかった山行でした。







---

いつも通り、立山駅にて車中泊。
朝一のケーブルカーで室堂へ上がり、まずは剱澤小屋まで一気に進みます。
スタートからカッパ着用の悪コンディション、ただもくもくと登るのみ。
劔澤小屋を過ぎると間もなく、日本三大雪渓でお馴染み剱沢雪渓が現れます。
アイゼンを装着。涼しい風が吹き抜ける中、コケないよう慎重に下ります。
本来なら、このあたりから左手に劔岳の勇姿がバーンっと広がるはずですが
今日はガスで眺望なし。お陰で気も散らずに下りに専念出来ました(苦笑)
雪渓を降り切ったところに真砂沢ロッジ。小屋でコーヒーを頂き一服。
小屋主さん、「こんな天気にわざわざ歩かなくても・・・」と呆れ顔。
この方、事故でもあれば借り出される山岳救助の方でもあるわけで・・・。





100814_1.jpg
池の平小屋のお風呂(小屋泊者のみ入浴可)


仙人新道の急登に喘ぎヘトヘトになりながらも、なんとか仙人峠の分岐に到着。
右に降りれば、一度は泊まってみたかった仙人池ヒュッテ(テン場はない)。
ビショビショの体に、屋根とお風呂はとても魅力的だったけど、混み合っている
かもしれない小屋泊にどうしても踏み切る勇気が出なくって、迷った挙句
結局左に折れて予定通り、池の平小屋のテント場を目指しました。

今日のテントは3張りだけ。どちらもこの雨で、停滞された方々でした。
下がる暖簾の「ゆ」の文字に一瞬浮き足立つも、入湯出来るのは小屋泊者のみ
なのだそう。ガックリ・・・ お金取って入れちゃえば、儲かるだろうに。
益々強まる雨風。明日からの行程に不安を感じつつも、疲れもあってそそくさと
シュラフにくるまりあっという間に眠ってしまいました。
あとで聞くと、先日の台風より酷い暴風雨だったとか。「よく耐えたわね」と。
相方は、テントを打つ風雨の音圧で耳が痛くなり、よく眠れなかったそう。
わたし?すごい雨だな~とは思っていましたが・・・翌朝までぐっすりです。ほほ。






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恥ずかしがり屋の八ツ峰と、今日は静かな仙人池。


2日目は、コースタイム5時間半ほどの阿曽原までなので、のんびり出発。
なんとか雨はやみ、今日はカッパは着ずに済みそうです。
ところが、歩き始めてすぐに膝の調子が悪いのに気付きます。
痛みは歩くにつれてどんどん増していき、仕舞いには足を引きずるようになり
かなりのペースダウン。相方には、ずいぶんと迷惑をかけることになりました。
結局まともに歩けたのは1日目だけ。
痛みさえなければ、体力的にはまだまだぜんぜんイケるのに・・・
いや、膝痛を起こすこと自体、体力的な欠陥があることに他なりません。
そろそろ本気で、筋力UPトレーニングのことを考えなくてはいけないのかも。
弱音を吐くと怒られるので、足が痛くても根性で突き進むのみ。



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小屋のおかあさんと記念撮影(^m^  晴れた日にまた来ます!


昨日宿泊を諦めた、仙人池ヒュッテに立ち寄ってみる。
この天気で、池に映る山々を見ることは叶わなかった。外のベンチで一服していると
中からかの有名なこの小屋のご主人・志鷹静代さんがニコニコと出て来られた。
「(山は)今日は恥ずかしがって隠れとる。また来られー」
ただ立ち寄っただけの登山者にも、温かい笑顔と言葉で労ってくれる。
この小屋の人気のワケを、垣間見たような気がしました。






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相方、仙人温泉でひとっ風呂。


膝の痛みをガマンするのにも疲れてきた頃、仙人温泉到着。
湯船は登山道から丸見えのため、女性用には別に内湯が用意されています。
(と言っても、外から見えないだけでほぼ露天状態)
入りたかったけど、風呂上りにまた汗でベチョベチョの服を着るのがなんとも
憂鬱で面倒だったので、わたしはパス。同じく躊躇する相方にハッパをかける。
相方が浸かっている間、ちょっと長めの休憩時間をとることが出来ました。
とても小さな小屋ですが、宿泊も可能。ここに泊まるのもまたオツかもしれません。





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さぁーここからが大変な下りでした。雲切新道恐るべし。
ハシゴとロープが連続するかなりの急坂です。木の根もボコボコ。もはや獣道。
登ってくる単独者2名とスレ違いましたが、登りも相当大変なことだろう・・・。
下るというよりズリ落ちて、何度もコケながら必至のパッチで仙人ダム到着。
このダムのあたりが面白いルートでした。
ダム施設やトンネルの中を、小さな標識を見つけながら先に進む様はまるで
RPGダンジョンちっく。なんとなく人の気配はするものの、誰にも会うことはない、、、
ひとりだったら怖いかも~
職員の宿泊施設で働くコックさんを横目に更に奥に進むと、再び登山道に戻る
いきなりの急坂出現。たった15分程の登りだけど、これが死ぬかと思う急登で・・・
これを登り切ったら阿曽原温泉小屋まではもうひと踏ん張り。
ふー、、、長い道のりだった。下りが苦手な人には悪夢のルートかも。
行動予定時間をずいぶんとオーバーしてしまったし、小屋の屋根が見えた時は
心底ほっとしたのでした。




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阿曽原温泉小屋


世界に名だたる豪雪地帯。雪害を避けるため、小屋はシーズン終了後
毎年取り壊されて越冬します。簡素なプレハブ造りのようですが
場所柄(笑)電気はばっちり通っているので、自動販売機もありました。

テント場は割と広く(定員50張り)、フラットで過ごしやすい印象です。
水も豊富で、炊事場もトイレもすぐそばにあります。
欅平からのアクセスならば5時間半。それほど辛い行程でもないし
食材担いで、ここでみんなでキャンプするのもいいかもしれませんねぇ。






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100814_8.jpg

そしてそして、露天風呂~♪
こんな山奥まで歩いてきて、お風呂に入れるなんて!!
縦走中の山の中で、一日の汗と汚れをキレイサッパリ洗い流して、
キレイで乾いた服に着替えられることが、どんなに幸せなことなのか!
風呂上りのビールの旨いことといったら・・・かーっ!

雨も上がって、星も出ています。
今日は外で調理した、温かい食事にありつけました。


さぁ明日は、楽しみにしていた水平歩道を歩きます。
でも足痛ぇー。だいじょぶなのか自分。



後編へ続く




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  1. 2010/08/21(土) 17:30:53|
  2. お山
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

あー!
遂に行ったんですね。
いぃなぁ~、温泉。
1度は、山で入ってみたいです。

足、だいじょぶですか?
私も、そろそろ膝にきはじめました。。。
  1. 2010/08/23(月) 20:18:20 |
  2. URL |
  3. Mi #G91RSZjw
  4. [ 編集]

>Miちゃん

山で温泉、入ったことないの~?
じゃあ今度、温泉のある山に行こう!

秋に、タイミングが合えば下ノ廊下、踏破する予定です。
良かったら一緒にどう?

膝、実はまだ本調子に戻りません。
痛いまま二日間酷使してしまったので、今回はちょっとダメージが大きかったかも。
筋力不足だと思うのだけど、自己流のトレーニングでは不安だし・・・
一度痛めると、たぶん一生モノになってしまうと思うので
Miちゃんはお気をつけあそばせ!
  1. 2010/08/23(月) 22:10:58 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

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