DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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岩の殿堂・剱岳へ

090725_top.jpg
カニのヨコバイ(下はスッパリ切れ落ちた岩場)通過中! (photo by 相方)







梅雨が明けるのを待っていたら、夏は終わってしまいそう。
ずっとタイミングを計っていたのだけれど、もう待つのにも飽き飽き。
天気予報は雨だけど、こうなったら強行突破!

090725_1.jpg
剱沢のテン場から、剱岳(標高 2.999M)を望む



というわけで、映画化で話題の剱岳に登ってきました。
雨の状況次第で登頂は出来なくても、この姿を拝めるだけでも満足、、、
と思っていたのですが、奇跡的に午前中は風雨も止んで
なんとかアタックすることが出来ました。






090725_2.jpg
雷鳥沢コースの中腹から、室堂平方面を振り返ってパチリ。



立山へは昨年のGW、まだ雪で覆われた季節に来て以来2度目。
GWは、色とりどりたくさんのテントで賑わっていた雷鳥平のテン場も
この天候のせいか淋しいばかり。



いつものようにマイペースに、息を上げぬようゆっくりと。
だけどその分、休憩はとらずに一気に登ります。
写真を撮りたいときなんかはダメだけど、こんな天気でもくもくと登るだけの
ときには、歩く速度は遅くとも、座り込んで休憩しているパーティを
何組も抜き去る意外と効率的な登り方なんです。

せっかく順調に高度を稼いでいたのに、そろそろ剱御前小舎に着こうかと
いう矢先に突然激しい暴風雨。慌ててカッパを着込み、カメラをザックに
しまいます。それ以降、ずっとカッパを脱ぐことは出来ず
カメラもザックにしまったまま、ほとんど写真を撮ることも出来ませんでした。



090725_3.jpg

剱御前小舎で一服。
ここから本日の目的地、剱沢のテン場まではゆるい下り道。
ガスで真っ白の中を再び歩き始めたのですが
しばらく歩くと、突然ガスが流れて剱岳がばーーーん!
カラフルなテントも見えてきて、慌ててしまったカメラをまた出しました。
いきなりボルテージUP!




そんなこんなであっけなく着いてしまった剱沢。
でも着くなりまた雨風が激しくなって、あとはひたすらテントの中でまったり。
今朝が早起きだったせいなのか、はたまた外の暴風雨のわななきが
心地よかった(!?)のか、自分でも呆れるくらいよく眠れました。


「オレはちょっと行って来るから」
朝5時、相方の声でようやく目が覚めました。
気付けば、雨風はやんでいるようで、外は静かです。
濡れているであろう岩場を歩くのはちょっと不安だったけど
行ける所まで行ってみようと、わたしも慌てて準備をし出発。


アタックザックには、行動食と水分、そして防寒着で包んだ一眼レフ。
さすがに鎖だらけの岩場を、いつものようにカメラを首にぶら下げて歩くわけには
いきません。
前後を歩く他の人とのペースを乱すわけにもいかないし
結局、アタック中にカメラを出すことは出来なかったのです。








というわけで、ここからは相方カメラ。
ポケットに忍ばせたコンパクトカメラで、要所要所で撮影してくれました。
臨場感が伝わればこれ幸い。

オレンジのカッパがわたしです。


090725_6.jpg

090725_7.jpg

ガスで真っ白のため、景色は何も見えません(涙)
もちろん谷底も見えないわけで、幸か不幸か恐怖感も半減。
こんな感じで、過保護なくらいあちこちに鎖がかかっているため、
実はとても登り易いのです。





090725_4.jpg
カニノタテバイ

ここまで順調に登ってきたのに、やっぱりここで渋滞してしまうのでした。
登りのクライマックス、カニノタテバイ。
ひとりドン臭いのがいるだけで、流れがせき止められるのです。イライラ・・・
約20分待ち。
(ちなみに、ねじり鉢巻は知らない人です)





090725_5.jpg

で、そのタテバイを登っているわたし。
基本、サルです。
しかも、軽度の高所平気症だったりもするので、よじ登るのはまぁ得意分野。





渋滞に巻き込まれつつも、テン場から約3時間で頂上到着!
が、やっぱり頂上は真っ白で何も見えず。
しかも団体様ご一行に占拠され、ゆっくりする場所もないくらい。
この団体の後になったら、鎖場の渋滞は必至。
余韻に浸る間もなく、速攻下山開始。いそげー!





090725_8.jpg
カニノヨコバイ

下りのクライマックス、カニノヨコバイ。
僅かにかかっているつま先が、ツルッといったら谷底落下。おーこわ。
ツアーのおばちゃまたちは、カラビナ(要するに命綱)をかけながら渡るそう。
そりゃ渋滞も起こすだろって。
でも実はほんの数メートル。難なくクリア。

カニのタテ・ヨコよりも、わたしは平蔵の頭のほうが怖かったかな。
でもま、怖いところには必ず親切に鎖が付いているので
しっかりつかまり、慎重に登り下りすればそれほどビビることもないのでは
ないでしょうか。





一服剱あたりで、激しく雨が降り出しました。
険しい岩場で出合わなくて良かった。
雨の中をとぼとぼ下って、約6時間で無事テン場に帰還。

ゆっくり昼食を食べて、しばし休憩をとったあと
雨の中テントを撤収して帰路へ。
剱岳登頂で終わらないのが、一泊山行の辛いところ。
疲れた体にムチ打っての、剱沢から剱御前小舎への登り返し、
雷鳥平から室堂ターミナルへの登り返しが
わたしにとっては岩の殿堂登頂より辛い歩きなのでした(苦笑)


今回は、写真もほとんど撮れず、キレイな花を愛でることもなく
雨の中をひたすら歩くという、わたしにとっては行のような山行でしたが
岩スキルの経験値UPという意味では、とてもよい経験となりました。

立山は、ここ福井からはとても身近な地。
またいつかこの周辺を歩く時、そびえる剱岳を見る目は確実に変わるでしょう。
「山は頂上に立った後のほうがかっこよく見える」
そう三歩も言っていますから。



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  1. 2009/07/29(水) 21:31:50|
  2. お山
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

ひょーーーーーーーーえーーーーーーーーっ

オレンジのカッパが岩場に張り付いてる写真で
叫んだ。 うー 鳥肌たったわ。

すごいな、mieちゃん。
興奮しましたわ。
  1. 2009/07/30(木) 12:58:31 |
  2. URL |
  3. ゆゆさん #092NAegw
  4. [ 編集]

お疲れ様
さすがですね^^v

ここのテント場に止まったのは何年前だろう~大昔です
剣御前小屋でも身動きできない中とまったことも・・・
テント場で今でも思い出すのは、すぐ横に張った大学生の3人パーティ
リーダーの人の『どいつもこいつも・・・』今でも耳に残ってます
そんな彼らに我食事の残りの肉のごった煮を上げたら
無言でたべてました!! 翌朝カロリーメイトをお礼に・・・

そんな私はいまだに山にいけてませ~~~~ん
1日からが狙い目かと。。。しかし爆弾抱えた腰が^^;
  1. 2009/07/30(木) 18:45:16 |
  2. URL |
  3. サクラ #N6kp4qTg
  4. [ 編集]

いや~。
岩・岩・岩ですね!
さすが「岩の殿堂」!!

8枚目の写真に写ってる鉄の棒の足場、
槍で初めて見た時、どうするべきか、しばしフリーズ。
空いてたから良かったけど、こんなのが渋滞になるんですね(笑)
大きい山に行くと、県内の山ではお目にかかれないアイテムが出てきます。
他人に迷惑かけないためにもステップアップしていくのが大切だなと思いました。

なにはともあれ、無事登頂おめでとうございます!!
  1. 2009/07/30(木) 21:53:27 |
  2. URL |
  3. ヨウメイ #IZmV9GYY
  4. [ 編集]

>ゆゆさん

剱がなぜ中高年に人気なのかがわかった気がする。
登れちゃうんだよね、誰にでも。
で、スゴイ山に登った気分になれる。
剱岳は、誰にでも親切な山なのでした。

というわけで、わたしがすごいのではないのです(苦笑)
  1. 2009/07/30(木) 22:26:20 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

>サクラさん

> 『どいつもこいつも・・・』

ってどういう意味なんですか?^^;

最悪の天候のお陰で、わりと人は少なかったです。
大展望のときに登りたいですけどね~・・・
カニカニでどんな状況になるのやらですね。

わたしは膝に爆弾抱えてますけど、今回は爆発せずに済みました。
来週あたり、明けそうですね!
どんな計画立てているんですか~?
  1. 2009/07/30(木) 22:33:17 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

>ヨウメイさん

わたしは後ろに人がいると、気になって気になって
それだけで自分で勝手にペースを乱しちゃうんですよね。
だからある意味、後ろが渋滞しようがみんながイラついていようが
構わずマイペースで歩ける人が羨ましい。
「はい、そこに右手!そこに左足かけて!もっと右右~」
って、剱でそれやらないでよぉ~・・・って思いません?(笑)

でもわたしだって、ステップぜんぜん無視だから(苦笑)
  1. 2009/07/30(木) 22:51:35 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

凄いです~!

いくら誰にでも登れると言ったって 無理よ~
やっぱりmieさん 凄い!凄すぎる~

カラナビをつけないと 登れないのは 自分が老いて
バランス感覚が 悪くなってきていると 自覚してるんだと思うわ
  1. 2009/07/31(金) 22:19:43 |
  2. URL |
  3. おかーさん #DNGI0z/M
  4. [ 編集]

>おかーさん

持久力にはぜんぜん自信はないんだけど
アスレチック的パターンは、結構得意なんです。
だから今回の山行も、剱岳登頂自体よりも
帰路の登り返しなんかのほうがずっとずっと辛くて印象に残ってます(笑)

中高年の事故は、自分の体力低下に自覚がない過信によるものが
多いと聞きます。皆、老いなどには目を背けたいものですもねぇ(苦笑)
カナビナ装着は、自分がというよりも、そうするようガイドに指導されるのだと
思いますよ。確かに、端から見ている第三者の方が怖いですもの。
  1. 2009/07/31(金) 23:05:57 |
  2. URL |
  3. mie #YjQ.5aTo
  4. [ 編集]

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