DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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稜線を繋ぐ旅  その3

110814_10.jpg
北穂高小屋下より、槍ヶ岳を望む。





その1
その2






まだ正午だというのに、北穂出発とともにガスが上がってきてあっという間に真っ白。
風も出てきて、飛ばされそうになった帽子をポケットにねじ込みました。
これでは写真も撮れそうにないので、カメラをザックにしまい、
歩きに集中することにしました。


110814_14.jpg
相方カメラ


大キレットに勝るとも劣らない岩稜帯が続きます。
クライマックス的な場所はないけれど、一時たりとも気の許せないリスキーな道が
ひたすら続く涸沢岳へのこの道の方が、ボディーブローのようにじわじわと
わたし的には精神的ダメージも大きかったような気がします。

ガスに包まれまわりが何も見えなくなると、ひと気も感じず
なんとなく心細くなってきます。
耳元で強くなってくる風切り音さえ、恐怖心につながるような・・・。
今日こうしてここまで来ることが出来たのは、天候に恵まれたればこそ。
山はひとたび天候が崩れれば、それは死へをも直結する厳しい場所なのです。





最後の登りで、行き違いの渋滞に巻き込まれました。
2時もまわろうというこんな時間に、これから北穂に向かおうと言うのでしょうか
中高年グループの一人が、最初の下りで難儀しているようです。
「怖い~」と叫ぶ女性に、怖いなら下を見ずに降りるんだとゲキを飛ばす男性。
はたしてこの足場で、下を見ずに降りることなど出来ようか?(苦笑)
縦走など諦めて、小屋に戻っていることを切に願います。



110814_12.jpg

さて、、、穂高岳山荘も、大変な混雑でした。
テント場はすでに満杯。小屋裏通路の石畳に、なんとか場所を確保して
強風の中テントを設営。そして今夜もやっぱり雨なのでした・・・。

夕べ寝過ぎたせいで、さすがになかなか寝付けません。
目を閉じると、瞼に断崖絶壁が浮かびます(笑)
いやー、、、よくぞここまで無事で来たもんだ。

ちなみに相方は昨年単独で、わたしが今回2日間かけてやっとたどり着いた
ここまでを、一日で歩いています。(ここで一泊して、ジャンを越え西穂へ)
今度は日帰りしてやるとかほざいているので、一応止めておきました。
まだ未亡人にはなりたくありませんし。






110814_15.jpg
テントの目の前に、朝日を受けるジャンダルム    いつか行けるかな~・・・


昨日はガスで真っ白で、登る気にもならなかった奥穂高岳。
今朝も日の出前から、ガスガスの中、大渋滞だったそう。(相方調べ)
穂高連峰の主峰ということで、奥穂を登って百名山ゲットとなるらしいけど
そんなこたーどうでもいいピークにこだわらないカッコイイわたしは華麗にスルー。
まぁ、またそのうち来るような気がするし。(え?)







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さー、、、登らないならとっととテントを撤収して下りますか。

白出沢上部、凄まじい急勾配とガレガレっぷりでした。
落石の恐怖で、口の中カラカラ(苦笑)



110814_13.jpg
相方カメラ



わたしの憂鬱要素その2、最終日の下り。
標高差2000m近くを一気に下ることになりますが
下りで毎回やられている膝が、いったいどれだけもってくれるのか・・・

というか、いつも途中から痛みだし、最後は引きずる羽目になるわたしの膝。
でも今回は、大キレットでそんなことになったら命取り。
思いつく限りの対策をもって臨みました。
「そんなもん効かねーよ」 
相方の嘲笑にもめげずに、いつもは怠りがちなケアも入念に行なったお陰か
なんと最後の最後まで、痛みを感じず歩き切ることが出来ました。ミラクル。
そういえば、いつもの靴擦れもほとんどなく、、、
歩き方も、ちょっとは上達したってことなのでしょうか?(願)




白出沢も、激下りで大変なルートではありましたが
奥穂から5時間で新穂高着っていうのは、やはり大きな魅力ではありますね。
南岳新道もそうですが、

「3000Mの山を下るのに、易しい道なんてない」

ってことなんですよね。








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さてこの連休中は、ペルセウス座流星群の極大と重なるタイミングでした。
実は最近ハマっているのが、微速度撮影。
本当は、星空を撮影したくてアレコレ準備して行ったのですが
連日夜は生憎のお天気で、カメラを設置することは出来ませんでした。

でもせっかくなので、代わりに雲など撮ってみました。
今回初トライだったのでまだまだ要領を得ず、クオリティはかなり低いですが
これから山へカメラを持って行く楽しみが、またひとつ増えました。







ちなみに、今回の雲は3ヶ所で少しずつ撮ったものを合成しています。


前半・・・南岳のテント場から、朝日が当たり始める笠ヶ岳。
     雲って、あんなふうに沸き上がったりするんですね。

中盤・・・北穂高小屋のテラスから、東鎌尾根方面を。
     左手に槍ヶ岳が見えるのですが、残念ながら雲で隠れてしまいました。

後半・・・穂高岳山荘のテント場(白出沢口)から、笠ヶ岳方向の夕景を。
     終始ガスガスだった夕刻。一瞬だけの出来事でした。

     



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お天気もまずまず、大きなトラブルもなく、3日間楽しく歩き通すことが出来ました。
岩稜帯は久々だったので不安もあったのですが、天候にも助けられ
無事通過することが出来、ちょっぴり自信にも繋がりました。
北アルプスの稜線は、奥穂高岳から先、さらに西穂高岳へと続きますが
このルートは、一般縦走路としては最難関に位置付けられるとても危険なルートです。
今のわたしにはまだ歩くことは出来ないけれど、いつかこの先、チャレンジ出来る日が
来たとすれば、それで槍穂の稜線も繋がることになるわけです。
でもまぁまだまだ、その前にやらなくてはならないことがいっぱいあるわけですが。



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  1. 2011/08/21(日) 09:49:35|
  2. お山
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  4. | コメント:6
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