DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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踏破!下ノ廊下 その3

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下ノ廊下の紅葉   日電歩道 内蔵助谷出合





その1
その2





美しい渓谷に見とれながら歩を進めること2時間あまり。
再び、吊り橋登場。十字峡の上にかかる吊り橋です。


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「こえーーっ!」
と叫びつつも、しっかり足元の動画を撮りながら渡る相方@あほ。
良い子はマネしちゃダメよ。危ないから。





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橋の上から撮影。
十字峡、、、読んで字の如く、川が四方から交差する場所です。
黒部川本流に、劒沢と棒小屋沢が流れこみここで合流しています。

画像真ん中あたりに人がいるのがわかるでしょうか?
あちらが手を振ってくれたので、こちらも思い切り振り返してみる。
山って、なぜか人を皆フレンドリーにしてしまうから面白い。
黒部ダム側の吊り橋たもとに小さな広場があって、そこからこの見晴台に
降りられ、凄まじい水流をさらに間近に見ることが出来るんです。
ちなみにここの広場、それなりの広さがあるので食事休憩などにも良い場所。
下ノ廊下は、ルート上の幕営は本来禁止ですが、いざという時のビバークに
ここは使えそうですね。







さぁここから、ますます道は険しくなりますよ。
昭文社 山と高原地図 によれば、十字峡から内蔵助谷出合までの
約3時間半の道程中に、危険マークは5ヶ所。(こんなルートはあまりないんじゃ?)
ブロック崩壊落石注意・仮設丸太橋足元注意・一帯転落注意・・・・わお。



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で、これが、「高巻き桟道」と呼ばれるいわゆる仮設丸太橋。
岩盤が崩壊したり、クラックが入ったり、溶けずに残った不安定な雪渓を巻く
ために、その年の登山道の状態に合わせて毎年架け替えられる、丸太のハシゴ。
垂直に登下降し、水平に移動、そしてまた垂直に登下降を繰り返し
危険地帯を巻いて行きます。
「下ノ廊下が正式に開通する」というアナウンスの意味は、こうしたハシゴの
架け替え作業や、崩落箇所のメンテナンス作業が終了したということでも
あるわけです。 それにしても、すごい作業です。

わたしはアホなので、実は密かにこの”丸太渡り”を楽しみにしていたんです。
でも、過去の皆さんのレポを見る限り、今年はこの高巻き桟道がずいぶん小規模
だったような気がします。 猛暑の影響で、雪解けが進んだことが原因で
しょうか? 雪渓も、今回は一度も渡ることがありませんでしたから。







高巻きハシゴで急降下すると、ぐっと川底が近くなっていました。
植生がなくなり、雰囲気がずいぶんと変化します。
滝も流れていたりなんかして、そこはまるで、インディー・ジョーンズの世界。

ここが、白竜峡。


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なんかもう、感無量。
まるで映画の世界にいるような・・・







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白竜峡を過ぎ、またふたたび高巻き桟道で危険地帯を巻いたら一段落。
まだまだ油断が許されない道は続きますが、これまで歩いて来た道の
ことを思うと、なんだか物足りなく思えてしまい、少々退屈気味に(笑)






水平歩道と違い、日電歩道は小さなUP/DOWNが続きます。
これがボディブローのようにジワジワと・・・疲れた~
歩き始めて6時間。 きれいな河原に降りられる場所を見つけて、
本日初めてザックを下ろしての大休憩。
昼食を摂って、黒部の源流水でお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。うまっ!
沢水を汲もうとして、濡れた岩で滑って転んで肘を擦りむいたのはここだけの話。
散々危険なところを歩いてきて、こんなところでって・・・(笑)


お腹もいっぱいになり、パワーチャージ完了。
ゴールまで、もうひとがんばり!




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このコース中、紅葉がたぶん一番きれいだったのはここ、内蔵助谷出合。
今日はどんより薄曇りで、ちょっと残念だなぁと思いながら歩いてきたので
ここは本当にキレイだと思いました。
今年の北陸の山の紅葉はイマイチだと、よく耳にします。
下ノ廊下も、一週間早かったかな、、、と思っていたけれど
今年はもうこの程度なのかもしれません。

分岐を反対に登れば、二ヶ月前に立ち寄った真砂沢ロッヂまで3時間弱。
もう一泊出来れば、そういうルートもアリかもなぁ。






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内蔵助谷出合からは林の中を進み、ようやくゴールの黒部ダムが見えてきた!
下から見上げるダムの堤防。 は~、、、やっと着いた!
ここからさらに、駅までの最後の登りを40分がんばって、ようやくゴールです!
やっと終わったような、、、終わってしまって寂しいような、、、






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構内を通って黒部ダムへ。



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ダムの上から、今自分たちの歩いてきた道を眺めつつ・・・




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くろよん観光客に紛れながら黒部湖駅へ。


黒部湖より
ケーブルカー → ロープウェイ → トロリーバス → 立山室堂 → バス → ケーブルカー
と乗り継いで、ようやく立山駅に辿り着いたのでした。
交通機関の繋ぎはとても良く、ほとんど待ち時間なしで乗り継いで行けるので
思ったほど苦痛ではなかったように思います。
ただし、交通費は高くつきますね~
黒部湖から立山駅の片道だけで、ふたりで約¥13.000ほどかかりました。








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念願だった下ノ廊下。

最近、雑誌で紹介されたりしてにわかに知る人も増えたことでしょう。
阿曽原温泉小屋はキャパもそう多くはないですし
静かな山旅を好む者としては、人気が出過ぎるのも複雑な気分です。
だけど、、、多額の費用と、整備の方の大変な労力のことを考えれば
せっかくだから多くの人に歩いてもらいたいと思ったりもします。

相方は、もうお腹いっぱいのようですが
わたしはぜひ、また機会を見つけて出かけたいと思うほど楽しい山旅でした。
なにより立山! 本当にたくさんの顔を持つ、奥深いすごいお山です。



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  1. 2010/10/31(日) 10:17:53|
  2. お山
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