DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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踏破!下ノ廊下 その2

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絶壁を進む!   下ノ廊下 日電歩道




その1





旧日本電力が、水力発電所の建設に備えた調査を行うために開削したことから
その名が付けられたという「日電歩道」。
仙人ダムから黒部ダムまで、延長16.6km。 阿曽原温泉から仙人ダムまでの
道のりと合わせると、本日の道のり、ゴールまでは18kmあまり。
参考コースタイム9時間半。今日は長い歩きになりそうだ!




まだ真っ暗な AM5:30 ヘッデンを灯して出発です。
ゴールの黒部ダムから、立山にデポしてある車まで戻るのに、交通機関で
もうひと移動あるわけで、なるべく早い時間に到着しておきたいところ。
欅平に向かう人々も、午前中のトロッコ電車に乗らないと
昼には観光客が押し寄せ夕方の便まで乗車出来ない可能性があるとのことで
皆さん早出の用意ですでにテント場は撤収作業で忙しそう。
小屋は谷底にあるので、どちらに向かうにしても起き抜けにキツイひと登り。
寒くてフリースとニット帽で出発したけれど、あっという間に汗だく。



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水平歩道に出る頃には、空も白み始めてきました。
一時間ほどで仙人ダム到着。
関西電力の職員宿舎横を通り過ぎると、朝食の支度でもしているのでしょう
厨房から魚を焼く香ばしい匂いが漂ってくる。
それにしても、こんな山奥に突然現れる、巨大な人工建物は
ちょっと異質で不思議な感じ。






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宿舎横の鉄柵扉をくぐり抜けると、そこは「高熱隧道」の世界。
もわっと湿った空気と、荒削りなままのトンネルに静かに停まるトロッコ。
このトンネルを掘り進めるために、どれだけの犠牲を払ったことか。
”くろよん”の観光なんかより、わたしにはずっと胸に迫るものがありました。

縦横に交錯するトンネルを、標識を頼りに進みます。
こんな施設の中を、わざわざ通らねばならないなんて、たぶんルート的に
よんどころの無い措置なのかもしれませんが、実はこれが結構、探検気分を
高めてくれる心憎い演出になるんです。

ダム施設内を通り抜けたら、ダムを乗り越して対岸へ。
更に暗いトンネルを歩いた先に・・・









出ましたっ! わたくし大好物の吊り橋です。

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新しめな感じのしっかりした吊り橋。
そりゃあユッサユッサ揺れますけども、わたし的にはこの程度なら片足ケンケンです。
ちなみに、かの「祖谷のかずら橋」も、あたしにとっちゃただの橋。
こんな吊り橋渡りが、二度ほどあります。






さぁ~ この吊り橋を渡るといよいよ、
渓谷ムード満天、下ノ廊下劇場スタートですよ!






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眼下に広がる黒部川の渓谷美。
青く透き通る川の水は、観光放水が行われると深い緑に濁るのだとか。
豊かな水流を見ていると、ここに発電所を!と思う理由が良くわかります。
S字渓、半月渓、十字渓、、、見所が次々と!
人と自然を遮るものなどここには何もなく、自然そのものの凄まじさが
体にダイレクトに伝わってくるようです。

道幅は、概ね70~80cmといったところでしょうか?
かなり崩壊しているところもあり、丸太が渡してあるだけだったりもします。
でも足元だけ見ていてはもったいない! 何度も立ち止まり深呼吸。
頭上にも注意が必要。ヘルメット装着の方もたくさんいらっしゃいました。






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黒部ダムに向かうより、欅平に向かう人のほうが圧倒的に多いのでしょうが
それでも今日は次々と、歩いている人に出会います。
登りはカラッキシ弱いわたくしですが(情けない)、水平移動なら任せなさい!
手すりに掴まり慎重に歩く方々を、次々にパスさせて頂きます。
(もちろん、ちゃんと安全な場所で慎重に譲って頂いてますのでご安心を)
「前に人が現われると、俄然スピードアップする(相方談)」 らしいです、わたし。
相方曰く「いつここ的な」。
※いつここ:お笑いコンビ「いつもここから」のネタ「ツッコミ暴走族」より。







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足元に草木がない分、水平歩道よりこちらのほうが高度感が
あるような気がします。
しかも、なんだか崩壊が進んでいるような気が・・・


それにしても、、、
調査のためとは言え、よくもまぁこんな道をつけたものです。
そして、多額の費用と手間を掛けてまで、こんなにデンジャラスなこの道を
今も歩かせてくれることに、ただただ感謝してしまうのでした。







---
長くなったので、さらに その3 へ続くことにします。



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  1. 2010/10/29(金) 12:51:53|
  2. お山
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  4. | コメント:11
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