DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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踏破!下ノ廊下 その1

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紅葉に染まる 欅平~阿曽原温泉 間  水平歩道

2ヶ月前、仙人池から雲切新道を下ってたどり着いた阿曽原温泉。
そして、そこから歩いた「水平歩道」と黒部の絶景にすっかり魅了され
ますます興味は募るばかりだった「下ノ廊下(しものろうか)」。
行くなら出来れば紅葉が鮮やかなときがいい。そして今度こそ晴れた日に!









そのあまりにも厳しい自然の中にある下ノ廊下は、ようやく雪が消え、そして
また雪が降り始めるまでの秋のほんの一瞬、一年のうちの1~2ヶ月の間だけ
歩くことが許される、秘境中の秘境。
ダム建設の権利と引き換えに続けられる、関西電力による登山道整備と
阿曽原温泉小屋関係者の方々の尽力により、この信じられないほど贅沢で
とびっきりアドベンチャーな山旅を、今も楽しむことが出来るのです。

今年の下ノ廊下は、10月6日に正式開通。
黒部ダムから欅平まで、総長約30km。標準コースタイムは延べ15時間。
コース中、唯一の宿泊施設(この季節は日が短いこともあり、まず一泊しないと
歩けません)阿曽原温泉小屋が10月いっぱいで営業を終了することを考えて
みても、無理なく歩けるのは、今年はたった一ヶ月ということになりそうです。



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頭を悩ませるのはアクセス。
縦走路になるため、車回収代行サービス(約¥20.000)を利用するか、
ローカル電車をいくつも乗り継ぎ自力で出発地点に戻るか・・・それが問題。

でも今回は、義父母をそそのかしお誘いし、
紅葉真っ盛りの黒部渓谷鉄道トロッコ列車観光に便乗して、
車をデポさせてもらうことに交渉成立。無事難題クリア。

というわけで、立山駅に車をデポし、宇奈月駅からトロッコ列車に乗って欅平へ。
一般ノーマルルートとは逆進行になりますが、阿曽原温泉に早着するためには
公共交通機関のダイヤの関係もあり、タイムスケジュール的にはこちらの方が
好都合なのです。





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AM9:30 欅平駅登山口スタート。
残念ながら、紅葉の彩付き具合は最盛期よりまだ一週間ほど早かった模様。
仕事の休み、その日の天気、この年の気候、、、
色々な都合がベストマッチするのは本当に難しいことです。
でも前回のことを思えば、お日様の下を歩けるだけでも充分満足。






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相方、新調した70Lザック初担ぎ。
よりにもよって、下ノ廊下にこんなかさ張るデカザック...
でも今回は、今まで外付けしていたマットをインしていたりで
見かけより軽く、20kg超えはなかったようです。







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赤味が少なくちょっと寂しくはあるけれど、彩付く葉っぱが
光に反射してとてもきれい。空も真っ青。






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やはり欅平側から入る人は少ないようで、意外と空いていました。
すれ違う人もまばらで快適に距離を稼ぎます。
これこれーっ!この高度感とダイナミックな景色!
二ヶ月前に通ったばかりだけれど、やっぱりまた感動してしまうのです。
道が拓かれた時代のバックボーン、小説「高熱隧道」に想いを馳せながら
またここを歩けることに感謝しつつ、水平歩行を堪能。






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手すり状の手がかりは細い針金。
実はつい数日前に、この水平歩道ではまた転落死亡事故があったばかり。
それも危険な場所ではなく、「なんでこんなところで?」と思えるような、割と安易
な場所でなのです。長時間の歩行で高度にも慣れ、つい油断しがちだけれど
そうここは天空の道。決して漫然と歩いてはならない危険な道なのです。






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前回は、痛めた膝を引きずりながらの歩きで無念のコースタイムオーバー。
なんせ脚が上がらず、木の根を跨ぐのでさえ必死でした。
でも今日は快調~!(気持ち的にはスキップ)
4時間ほど歩くと、立ち昇る温泉の湯けむりと阿曽原温泉小屋が見えてきた。
大混雑を予想されるテント場も、まだこの時間ではガーラガラ。







・・・が!







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あれよあれよという間にこの通り。
この時点では、まだ真ん中に通路らしきものがありますね。
暗くなる頃には、この通路もわからなくなるくらいに埋まってました。
お風呂もトイレも炊事場も、クモの巣状に張り巡らされたテントロープに
脚を引っ掛けないよう慎重に跨ぎながらの移動です。
崖っぷちや、茂みの中、トイレの出入口にもテントが・・・
一応、定員は30張だそうですが、この日は70~80張といったところでしょうか。
ちなみに、平成9年の10月9日に、131張(!)という記録があるそうです。



露天風呂も大混雑!
それでも女性はまだ余裕がありました。(時間により男女入替え制)
男性の時間は、芋の子を洗う様相だったそうで・・・
相方曰く「湯船が肌色だった」。
山ガールだなんだと言ったって、やっぱり山は男性が圧倒的多数なんですねー。

お風呂で汗を流したら、冷たいビールをグビり。
お腹がいっぱいになったらもうやることもありません。
早々にシュラフに潜り込み、6時(笑)には眠ってしまいました。
でも皆さんマナーがとてもよろしくて、粛々と時間は流れ、
8時に一度目を覚ましてみると、すっかり灯りも物音もしませんでした。
小屋のほうはもっと大変だっただろうなぁ~ やっぱりテントは快適。






明日は暗いうちに起きて、わくわくの「日電歩道」に進みます!
その2 に続く。




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  1. 2010/10/27(水) 21:25:00|
  2. お山
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  4. | コメント:6
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