DAY BOOK from countryside

田舎暮らしビギナーが愉しむ田舎の暮らし。

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サクラ色

100328_top.jpg
ポルワス双糸の桜染め







冷たい雨が、しとしと降り続く北陸地方。
春は、そこまで来ていながら足踏み状態のようです。

それでも先週、ふっと暖かい日があったので、久々に河原にランチに行きました。
真夏の猛暑時と真冬の極寒時以外は、つかの間の昼休みに会社を抜け出して
大抵この土手の桜並木の下に車を止めて、車の中でお弁当を食べています。
この河原、地元ではちょっとしたお花見の名所です。
ゆえに桜の季節は、なんとも贅沢なランチタイム。
でも今年は雪も多かったし、まだまだ桜のつぼみはカチカチです。
いつものように車を停めてふと外に目を向けると、風雪の重みに負けたのか、
折れた桜の木の小枝がたくさん落ちています。
毎年見ていたはずの何気ない光景ですが、今年はそれがお宝に見えました。

先日、石川先生の工房に伺った際見せて頂いた、かわいらしいピンク色の草木染め。
先生のご自宅のお庭に咲く山桜の木で染められたと聞いて驚いたことを、
すぐに思い出したのです。思いがけない出会いがちょっとうれしくて
なんの予備知識もないままに、とにかく小枝を拾い集めて家に持ち帰りました。

家に帰り、さっそく桜染めについて調べてみると
それはなかなか手のかかる作業のようでした。
淡いピンクのいわゆる桜色を出すのには、ちょっとした工夫が必要のようです。
この季節の桜の木は、来るべき春に艶やかに花を咲かせる為に、枝先に向かって
力と色素を蓄えていくのだそうで、色を抽出しやすいのは、つぼみを蓄えた枝先です。
ワケも分からず、落ちていた枝を片っ端から拾ってきちゃったけれど、
よりすぐる余裕があるならば、しなりのあるなるべく瑞々しい小枝が良いようです。





100328_1.jpg

その小枝をさらに細かくカットして、鍋でコトコト時間をかけて色を煮出します。
こちらはまだまだ寒くてストーブ生活ですから、部屋のストーブに鍋をかけて
生活とともに点けたり消したりを繰り返しながら、2日間をかけて煮込みました。
液を漉して残った枝に、もう一度水を足してさらにもう2日かけて二番液を抽出。
その二つを足すと、結構な量の染め液が出来ました。





100328_2.jpg

ここで染めることも可能ですが、この時点だとピンク色にはならないのだそう。
ここから数日間寝かせて熟成することで、黄味やベージュ味が抜けて
赤味を際立たせることが出来るのだそうです。
熟成が進んだら、さらに「炭酸ナトリウム」を添加して、液をアルカリ性に傾ける。
完全に理科の実験状態。 ちなみにわたし、完璧な文系脳です。何がなにやら~





100328_3.jpg
桜のお花と一緒に撮りたいところでしたが、つぼみはまだこんな状態です。


液を煮出して、一週間経過。
そろそろいけるかなぁ・・・ということで、試しに染めてみました。
今回も媒染は焼きミョウバン。
まだちょっとベージュ味が残っているような気もしますが、まぁまぁピンク?

染め液はまだ残っているので、さらにもう少し熟成させてから
近々もう一度染めてみたいと思います。





100328_4.jpg
前回染めたタマネギとコラボ(^m^



平日はまとまった時間が取れず、紡げるのはどうしても週末だけになってしまうので
なかなか上達出来ずにもどかしくもあるのですが、それでも少しずつ手も慣れてきて
目標とするスタイルも見えてきました。
ベン毛を紡げる日も、夢じゃなくなったような気もします。

すっかりヒキコモリになりつつありますが(苦笑)、今年はこんな時間の過ごし方も
いいじゃない。
焦らず、ゆるりと。





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  1. 2010/03/28(日) 17:47:48|
  2. 手紡ぎ
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