
2009.1.12 取立山
2月3日は、ベンの四十九日でした。
火葬をお願いした葬儀社さんでは、月に一度、合同での霊前供養があります。
お坊さんがお経をあげて下さる中、ひとりひとりお焼香が出来るのですが
小さな納骨堂がパンパンになるほど、200人はいようかという賑わいで、
皆さん真剣に手を合わせる姿を見ていると、ペットたちがみな、
どれだけ愛されていたのかがわかるような気がします。
インドの仏教では、輪廻の思想により、没後49日目に、
次にどの世界に生まれ変わるかが決まる、と考えられているのだそうで
出来ることならば、ベンがまたうちの子に生まれ変わってくれますようにと
思わず願わずにはいられません。
ベンの遺骨は、すべて家に持ち帰って来たのでこの納骨堂にはいないのですが
今日はこの霊前供養で、ベンのことを仏様にお願いしてきました。
そんなわけで今日は、お骨のおはなしでも。
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- 2010/02/07(日) 23:48:18|
- ベン
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標高2150M 日本最高所野天風呂 本沢温泉「雲上の湯」
しらびそ小屋から、さらに歩くこと1時間ちょっと。
本日のお宿、「本沢温泉」に到着です。
冬季も営業している通年営業の温泉宿で、
加熱不要の高温泉としては日本最高所にある温泉だそう。
夏場は、結構上のほうまで車で上がれるので、駐車場から1時間で来れますが
冬場は、登山口から4〜5時間となっている、まさに秘湯のお宿です。
お宿とは言っても基本、山小屋です。
ストーブも夕方からしか点きませんし、点いたところで温もりかたは
しれてますから寒いです。8時以降は電気も消されます。防寒対策は万全に。

着いてみれば、なんと本日一番乗り。
ということは・・・
野天風呂にはまだ、誰も行っていないということか。
入湯するなら今がチャンス!
誰かが登ってくる前に、急げ〜

わたしが準備にもたついている間に先行した相方の足跡を追って
宿から山道を歩くこと、さらに5分。
凍ったら怖そうな斜面をトラバースすると、、、
を〜! 見えてきましたぽっかり湯船。

相方、入湯中。
ちなみに、脱衣所や目隠しなんかはありませんから。
もちろん男女混浴です。
周りをキョロキョロ確認しつつ、大慌てで服を脱ぎ捨てじゃぶん。
入るからには、誰かが来たらもう開き直るしかないとは思っていましたが
気が気じゃなくてお湯を楽しむ余裕などありませんでした。
まだまだ勉強不足です。
それにしても湯温が低くて、体なんか温まりゃしません。
気温は氷点下ですから、髪の毛なんか濡れようものなら凍ります。
むしろ風邪ひきそうなので、早々に退散です。
お湯からあがって服着るまでがまた、まさに修行でした。

そんな野天風呂は、もはやネタ的な感覚なのかも。
せっかくだし、入っておくか!みたいな。
でも、この本沢温泉の真骨頂は、こちらの内湯。
本来は宿にある「こけももの湯」がメインらしいのですが
冬季は源泉からパイプを伝っていくうちに湯温が冷めて使い物にならないため
源泉から近い場所にあるこの「石楠花の湯」を利用するようになっています。
男女区別はありませんが、一時間おきに、男/女/フリー と分けられているので
混浴が苦手な人でも、ゆっくり浸かることが出きるのでご安心を。

湯船は2槽あり、ぬる目と熱目に別れています。
ちなみに、湯温調節はスタッフさんたちの人力によるものだそうで
その日によって若干温度が違うようです。
もちろん蛇口などありませんので、湯もみしたり、
ぬるいの熱いのあっちゃこっちゃ入れ替えたりで
かなりご苦労されているようです(笑)

100%源泉かけ流し。濃いぃです。
野天風呂とは違い、こちらは相当あたたまります。
(いや、野天風呂もゆっくり浸かれば温まるのだと思いますが)
泉質も、全く違うもの。
硫黄臭がぷんぷんで、かなりパンチのあるお湯です。
冷えた体で飛び込むと、体に電気が走ります。
弱い人は、湯あたりするかもしれません。
このお湯でしっかり温まり、そのまま布団に潜り込めば
消灯後、ストーブが消されて冷え込む夜も、ぬっくぬくで眠れました。
むしろ暑いくらいで上着を脱いで寝たら、朝方寒くて目が覚めてしまい
まだ暗い朝4時すぎに、こっそり独りでまた浸かりに行きました。(24時間入湯可)
電気は点きませんので、すっぽんぽんにヘッドライトです。
あまり人には見られたくない姿です。
温まった体で布団に潜り込み、もうひと眠り。

早起きをして硫黄岳への登頂に出かける相方を見送ってから
独りでゆっくり朝食をとって、帰りもしらびそ小屋でお茶をするのを楽しみに
キラキラ輝く樹林帯の中を、わたしはのんびりひとりで下山。
ピークに興味のないわたしを、相方は鼻で笑うけれど
わたしはこんな山での過ごし方に、何より楽しく充実感を感じます。
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ベンの病気を知った時、実はとても後悔したのです・・・山に登るようになったことを。
山になんて出かけてる暇があったら、その時間もベンと過ごしておくんだった・・・と。
だけど、、、生き方の幅を広げておくことは、いつか何かにつまずいた時に
自分自身を助ける手立てのひとつになるんだな、と、今となっては思います。
実際、今回の山行は楽しかったし、とても良い気分転換にもなりました。
今はまだ、あれもこれもという気持ちにはなれないけれど
気力の復活とともに少しずつ、やりたいことも自然に溢れてくるのかな、と思います。

しらびそ小屋でまたばっちり油を売って、駆け下りてくる相方と無事再会。
下山後に、登山口の温泉「稲子湯」でまたひとっ風呂。
森と、山小屋と、温泉と。
これぞ最高の山の三拍子。
- 2010/02/02(火) 22:18:09|
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しらびそ小屋のアイドル番犬・キチ
腑抜けた毎日で、すっかり体力も衰えているのであろうここ最近。
年末に風邪をひいて以来、なんだかいまいち体調もぱっとせず
寒さが身に沁み、外に出るのも億劫で、雪かきしたのも一日だけ。
そんな鈍った体で大丈夫なのかと、ちょっと不安もあったけど
行ってみようかと、思えただけでもこれ進歩。
思えば5ヶ月ぶりになる山行は、心と体のリハビリも兼ねて
森のパワーと癒しを受けるべく、八ヶ岳の雪山へ出かけて来ました。

しらびそ小屋再訪。
森の中に突然現れる、おとぎ話から飛び出したような佇まい。
1月の八ツはまだ雪も少なくよく締まっていて、アイゼンなしでも歩けるくらい。
2年前に初めて訪れた時は、えっちらおっちら2時間半もかかったけれど
今回はなんとなく、さくっと1時間半で着いてしまいました。成長?
この近さ故、登山客は休憩のみで通り過ぎてしまうことが多く
宿泊する人は少ないようだけど、最近は、山に登る若い女の子も増えて
この小屋で過ごすために登ってくる、なんて人もだいぶ増えたようです。

この小屋の名物は、挽き立てのコーヒーと厚切りトースト。
人力でボッカした麓のパン屋さんの天然酵母パンを薪ストーブでこんがりトースト。
そこに、こけももとブルーベリーの自家製ジャムを乗せてくれます。
わたしは結局、行きも帰りも立ち寄って、このトーストを食べちゃいました。

こんなお山に、ベンと一緒に来れたならどんなに楽しいだろう・・・
ついついそんなことを考えながら歩いてしまうのですが
八ヶ岳一帯は、動植物保護のためペットの入山が禁止されています。
それなのに小屋には犬が?
そんな野暮なことは言いますまい。
正直、犬が何匹かうろついたところで、動植物に影響などないでしょう。
でも世の中、マナーをわきまえた飼い主ばかりじゃないですしね。悔しいけれど。

このキチくん、どこから撮っても画になるお方。
番犬のお仕事も任されているようで、人の気配がすると吠えて知らせます。
でもとても人懐こくて、近づくと擦り寄ってきてくれたりもします。
ここぞとばかりに撫でくりまわし、さすがにウザがられました。
ツンデレなところなど、ベンとちょっと似ています(苦笑)
気温は氷点下。寒くないのかしらとも思うのですが、体を触れば納得。
皮下脂肪がしっかりついて、皮毛がとても分厚いのです。
この日はお日様がポカポカで、日向で気持ちよさそうにうたた寝してました。
この写真では外に繋がれていますけど、もちろん、小屋の内・外、ちゃんと
出入りしてますのでご安心を。

そしてもう一匹。
御年18歳のラッキーさん。
目も耳も鼻も、もうほとんど機能していないようですが、
鼻先で探りながら、上手に障害物を避けています。
一日のほとんどを、薪ストーブそばの一等席でうつらうつらして過ごしているようです。
たまにふらりと外出したくなっても、ドアの前でこうしてアピールすれば
誰かがすかさず開けてくれるので問題なし。
ここではコーヒーを頂くのも楽しみだったけど、
わたしはこの2匹に再会するのをとても楽しみにしていました。
元気で良かった!

さて、のんびりし過ぎました。
今回は、あくまでここが中間地点。
もうひと歩きして、今夜のお宿を目指します。
温かい温泉が待っていますよー。
- 2010/02/01(月) 00:06:59|
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2009.10.31 六呂師高原
2009.10.31 ベンの病気を知って最初の休日、ベンとふたりで(相方は仕事)
いつものようにお山にお散歩に出かけました。
その日はとても風が強い日で、雑木林の終わりかけの紅葉が
風が吹くたびにごごーっと嵐のように舞い散って、すごくキレイでした。
自分の身に今何が起こっているのかなんて、まったく気にも留めないふうに
強風に耳をパタパタとはためかせながら、いつもと変わらず無邪気に遊ぶベンを
見守りながら、わたしはもう胸がいっぱいでした。
犬は人の心に敏感な生き物だから、ベンの前ではメソメソしないようにしようと
相方とは約束したけれど、そんな約束など到底守れるはずもなく
次から次へと込み上げる涙を、ベンに気づかれないよう何度も何度も拭いました。

でもきっと、ベンはすべて知っていたような気がします。
自分の旅立ちの日が近いことも、わたしたちとのお別れも。
それはあの日、病院で交わされた先生との会話を聞いていたのかもしれないし
もっともっとスピリチュアルな部分で感じ取るものなのかもしれない。
そしてその事実を恐れることはなく、甘んじて受け入れる準備はとうに整っていた
ような気がしてなりません。だって、そうとしか思えないもの。
え?悲しみのあまり頭がおかしくなったんじゃないかって?
いえたぶん、パートナードッグとの別れに直面したことがある人ならばみな
きっとわかるはず。こんな不思議な感覚も。
犬ってすごい。
ベンが旅立って一ヶ月。
ご心配をおかけしているかもしれませんが
わたしは大丈夫。
焦らず時に身を任せ、ゆっくりゆっくり浮上中です。
- 2010/01/19(火) 01:02:18|
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2009.1.14 六呂師高原
不覚にも、何年かぶりに風邪をひきました。
まんまと弱り目に祟り目。
奥越にまた寒波がやってきて、外は大雪。
喪に服し、初詣はじめお正月気分は自粛の2010年の幕開けは布団の中でした。
でも夜中に目が覚めて、こんな時間にPCに向かっています。
以下、ベンのことをつらつらと。
正月早々、ちょっと重いかもなので、そんな気分の方にだけ。
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- 2010/01/01(金) 05:48:16|
- ベン
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